外貨建mmfの応用編

アセットアロケーション(資産配分)において、顧客の資産のうち4割を株式で運用することになったとしよう。 株式担当のヘッドは、この4割をまず、米国市場で5割、日本で2割など対象国ごとに分け、さらに金融と自動車、非鉄金属というように産業別に振り分ける。
そこで、それぞれの市場、産業の担当者は、自分に割り当れた資産を、担当分野の平均株価を上回るべく運用するのである。 実際には、売買のたびに証券会社に売買手数料を払うことになり、差し引いて成果を出すことは決して容易ではない。
ファンドマネジャーが最も重視するのはアセットアロケーション(資産配分)である。 顧客の資産運用ニーズを鑑みて、その資産をどのように運用するのか、何に対してどのくらいの比率で投資していくかを考えることである。
アセットアロケーションの標準的なイメージは、次のようなものである。 マーケティング部門は、いわゆる顧客サービスチームであり、Iンベストメントバンクの株式や債券のセールス部隊に相当する。

マーケティング部門のス顧客の資産を運用する際、株式、債券、キャッシュに投資する配分を考える。 為替リスクの度合いによって、国内と海外の配分を考慮する。
どの国にどれだけ配分するのか、あるいはどの地域にどれだけ配分するのか、さらにどの程度ヘッジするか、顧客のニーズに照らし合わせてみる。 その上で、パッシブ運用にするか、アクティブ運用にするか、運用スタイルを決めていく。
こうして、A会社の資産は、株式40%、債券60%で行こう、などと決まるのである。 アセットアロケーションは、トップダウン方式によって決める場合と、ボトムアップ方式によって決める場合がある。
一般企業で「トップダウン」「ボトムアップ」というと、経営トップが決めるのか、現場サイドが決めるのか、といったニュアンスがあるが、アセットアロケーションにおいては、その意味は異なる。 トップダウン方式とは、ひと言でいうと、分析の流れをマクロからミクロへと積み上げていくものである。
各国の景気や金利のサイクルを予測するなど、大局的なマクロ経済の動向を分析していくことで、国ごとに株式や債券の資産配分を決めていく。 これらと整合性がとれるようにしながら徐々に個別企業、個別銘柄へ落としこんのだ。

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